一年で偏差値30上げた僕がおすすめする受験英語の勉強のコツ3選

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こんにちは!へびねずみです🐍🐭

 今回は、高校三年生の一年間で英語の偏差値を30以上上げて早稲田大学法学部の試験に合格することができた僕の英語勉強方法をご紹介したいと思います。

 私は当時一番苦手な科目は「英語」で、偏差値も35ほどしかありませんでした…

 しかし、志望校合格のため、苦手とは言ってられず試行錯誤しながら編み出したのが、この勉強方法です!

 私は大学で3年間塾講師を勤めていましたが、英語を指導する際は今からご紹介する勉強方法に則って指導してきました。指導した生徒は必ず英語の偏差値で60以上を記録しています。

 基礎的な英語力が無い生徒ほど効果的面で英語の成績が伸びていきましたので、特に英語力に自信がない方はこの方法を参考にしていただければと思います!

 単語・文法・長文読解の3つに分けて、それぞれコツをご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

1、単語を完璧に暗記せよ!

 受験英語の問題は大きく「文法」と「読解」、「英作文」に分けることができます。この3つ全てに共通して最も重要なのが単語力です。私が英語指導する際、最も口酸っぱく言うのは「単語を暗記しよう!」というセリフです。読解問題が苦手な人に共通して言えるのは、皆さんまず単語の暗記が不十分だということです。

 近年は「ターゲット1900」や「速読英単語」、「Distinction」など様々な単語帳が同乗してきていますが、どんな単語帳でも構いません。まずは掲載されている単語を覚えまくりましょう。ここで、暗記が苦手な人や、初学者の方向けに英単語のおすすめ暗記法を簡単にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

おすすめの暗記法

 ①単語帳は5周以上くりかえそう!

 単語帳に掲載されている単語を一回ですべて覚えようとしていませんか?そんなこと99%の人類には不可能なので、一回ですべて暗記しようとするのはやめましょう!

 1週目で50%、つまり掲載されている単語の半分を覚えられれば上々です!僕自身、高校生の時は1週目で30%ほどしか覚えられませんでした笑。

 1周目はまず終わらせて、どんどん周回しましょう!2周目で60%、3周目で70%といった具合です。そうすることで、単語帳の中の単語に触れる機会が増え、暗記が効率化するのです。

 

 少し話がそれますが、この文章を日本語に訳してみてください。

I am a student .

 もちろん、意味は分かりますよね。「馬鹿にしてるのかよ」と思った人もいるかもしれませんね。なぜこの文章を簡単に日本語に訳すことができたかというと、「I」や「student」という英単語の意味を完璧に覚えているからですよね。では、なぜあなたはこれらの単語を覚えているのでしょうか。簡単だから?違います。

 よく耳にし、頻繁にみる単語だからです。つまり、頻繁に知覚するほどそれを覚えることができるのです。

 そう考えると、一周で単語帳の単語をすべて覚えようなんて無理な話ですよね。ぜひ、5周でも10周でもして覚えましょう!

 ちなみに僕は物覚えが悪いので、30周以上周回しました。ここまでやる必要はないと思いますが、一回で覚えなくてもよいんだと気楽に取り組んでみてください。

 

 ②昨日覚えた単語も一昨日覚えた単語も同時に確認しよう!

 先程紹介したのと同じ理屈で、触れる回数を増やすための手段です。例えば、1日目は01~50の単語を覚えたとしたら、2日目は01~100の単語を、3日目は01~150の単語を確認してしまうのです。

 時間がかかって嫌だと思う人も多いでしょう。しかし、すでに暗記している単語を確認するだけなので意外と時間はかかりません。まずはやってみてください!

2.文法問題は、人に説明できるくらい理解しよう!

 文法問題は、選択式になっていたり配点が低かったりという理由でおろそかになりがちです。しかし、長文を読解するうえでも重要になるものなので、しっかり理解しましょう!特に、関係詞や分詞構文、接続詞などは長文でもよく出てくる一方で、理解するのが難しい単元でもあるので要チェックです!

 文法問題は4択問題になっていることが多いですよね。例えば、アの選択肢が正解だとしたら、なぜアの選択肢が正解なのか、なぜイ~エの選択肢だと不正解なのか頭の中で明確にしながら進めてみましょう!

 一人で行うのが得手な人は、友だちと教えあうという作戦はどうでしょう。友達と勉強するのは楽しいですし、人に説明することで自分の理解も進みますよ!

3.長文問題では、全体の意味を理解するよう努めよう!

 長文問題を解いていると、どうしても個々の問題にとらわれてしまい、全体の意味を理解しようという意識が薄れてしまいます。つまり、「木を見て森を見ず」という状態になってしまうんですね。これでは、そもそも文全体の意味が理解できていないので、文章を読むのに時間がかかったり、全体の意味が分かっていれば簡単に解ける問題に躓いたりしてしまいます…。

 文全体の意味を把握する練習として、まずは、自分でもそんなに難しくないなと思うくらいの文章を一気に読んで、どんな意味の文章だったのか要約してみましょう!

 その際、意識すべきなのは①筆者の立ち位置②一般論と筆者の意見、③抽象と具体の3つです!

 ①筆者の立ち位置

  これは、要は筆者がそのテーマについて賛成の立場か反対の立場かということです。英語長文は基本的に論文や雑誌等の記事から抜粋されたものが問題として出されますので、基本的に筆者はそのテーマについて自分なりの考えを持っています。

 例えば、「地球温暖化対策で電気自動車に切り替えるべきか」がテーマの文章が出されたとします。この際、筆者が「電気自動車であれば、石油を使わないからそうすべきだ。」という賛成の立場なのか、「たしかに電気自動車は石油を使わないが、○○というデメリットがあるのでハイブリット等にすべきだ。」という反対の立場なのか意識しながら読むことで文章理解が進みやすくなるのです。

 ②一般論と筆者の意見

 価値のある文章とは何でしょうか。それは、一般的には知られていない事柄を指摘してくれる文章です。つまり、英語長文において出てくる文章の多くは一般論と逆のことを指摘することが多いです。

 先程例に出した「地球温暖化対策で電気自動車に切り替えるべきか」というテーマの場合、普通はそのほうが良いと思いますよね?私もそう思います。しかし、筆者がもしこのテーマを選んだとしたならば、それは私たちの常識を覆そうと思っているからなのです。つまり、筆者は反対の立場で書いていることが多いです。

 「今こういう事実がある」➡「皆さんこう思いますよね」➡「しかし、実はこうなんですよ」という文章構成をよく見かけないでしょうか?

 こういったフレイムワークを意識して、一般論と筆者の意見を区別しながら長文読解をしてみましょう。きっと筆者の主張がクリアになって見えてくると思います!

③抽象と具体

 最後に、抽象と具体についてお話します。「抽象」とは、筆者の主張をまとめたエッセンスのようなものです。一方で、「具体」とは、その筆者の主張を読者に分かりやすくするためにした説明のことです。

 先程の例でいうと、「電気自動車に移行すべきではない」というのが「抽象」(筆者の主張)で、「○○というデメリットがあるからだ」というのが「具体」です。

 この2つを明確にすると、文章の構造をつかみやすくなり、また個々の問題のひっかけにも惑わされにくくなります。

 少し難しい概念ですが、たくさんの文章を読む中で区別が進んでいくと思いますので、ぜひ意識しながら読解演習を続けてみてください!

まとめ

さて、大変長くなってしまいましたが、私の伝えたい勉強方法は以上です!

 受験生にとって、英語というのは大変肝になってくる科目だと思います。配点が高い大学も多いですよね。しかし、一方で勉強するのに時間がかかるし難しいしという科目でもありますよね。

 そんな皆さんに私の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。精神的につらい時もあると思いますが、ぜひ根気よく頑張ってください!